ボム爺です。
天皇賞・春は、圧巻のレコードタイムでキタサンブラックが優勝しましたね。
今回は、距離、経験などの差でサトノダイヤモンドの出番はありませんでしたが、
中距離から2400mであれば結果は変わるでしょうし、何よりも夏を超えての
さらなる成長に期待できます。
キタサンブラックが凱旋門賞に登録し、現地でのステップレースも
視野に入れていることは喜ばしいのですが・・・
多くの競馬ファンが懸念している宝塚記念(G1)出走は、
今のところ短期放牧を挟んで直行するとのこと。
正直なところ、宝塚記念(G1)を使ってからの凱旋門賞の挑戦は、
スケジュール的に現地での調教量を万全なほど積めず、その状態で現地の
ステップレース、本番の凱旋門賞の流れは故障の可能性も高くなります。
だからこそ、多くの競馬ファンは宝塚記念(G1)を見送って
休養を挟んでの現地入りを望んでいるわけです。
もちろん、宝塚記念(G1)を使って優勝すれば、
大阪杯、天皇賞・春、宝塚記念の優勝ボーナス「2億円」が手に入りますし、
国内G1の勲章も増えます。
オーナーの立場で言えば、それも十分価値のある話です。
しかし、日本の長年の悲願「凱旋門賞・日本馬の優勝」の夢を託せる
キタサンブラックは、もはやオーナー個人の所有馬という枠に収まらない
存在だと言えます。
ベストの状態で、リスクをおさえて
後悔のないスケジュールで凱旋門賞に挑戦するのであれば、
宝塚記念の参戦はベストではないはず。
今後の動向に注目が集まりますね。