ボム爺です。
4月23日の日曜競馬の東京メイン、フローラS(G2)は
12番人気のモズカッチャンが優勝しましたね。
2着も10番人気のヤマカツグレース。
3着にこれまで重賞戦線で活躍してきた2番人気のフローレスマジック。
1番人気で勝てばオークスの有力馬になると呼び声の高かった
ホウオウパヒュームにいたっては8着に惨敗。
馬券には関係ないですが、5着は11番人気のレッドコルディス。
6着は15番人気のアロンザモナ。
これを単に「偶然の大荒れでしたね」とスルーしていいかと言えば、
決してそうではない気がしてなりません^^;
桜花賞では3歳牝馬最強と呼ばれたソウルスターリングが3着敗戦。
2歳時に牡馬G1「朝日杯FS」に挑戦した3歳牝馬トップクラスと呼ばれた
ミスエルテも牝馬同士の桜花賞で11着に惨敗。
そして、3歳牝馬最強の一角、牡馬G1「皐月賞」に1番人気で
挑戦したファンディーナも7着に力負け。
そして、その3歳牡馬達は「レベルの低い3歳牡馬」と
レッテルを貼られていたわけです。
このような力関係が不透明になりかけていた状況に、今回のフローラSの結果。
これまでの実績馬が、平場を勝ったばかりの人気薄馬に
簡単に負け、平場を勝ったばかりの将来を期待された人気馬も見事に沈んでしまう。
ここまで主役不在の世代も珍しいです。
これでますます、キタサンブラックやサトノダイヤモンドなどの
古馬が秋以降の3歳世代の突き上げを受けずに競馬界の中心に座る
構図が目に浮かびますね^^;
そうすると、やはり競馬全体の盛り上がりに欠けますし、
世界の競馬と繋がりが深まっている今、G2のようなG1が増える懸念もあります。
例えば、秋の凱旋門賞にキタサンブラックやサトノダイヤモンドが
参戦表明しているわけですから、普通に考えて国内G1は
スターホース不在のG2のような顔ぶれになるかもしれません。
特に「天皇賞・秋(G1)」が心配です^^;
そうならないように、今の3歳世代から主役になれる
スターホースの出現を期待するばかりです。